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嫌いじゃない…

2020年04月30日

企画WEBソリューション課のJAと申します。

嫌いなもの、興味無かったものが、あるとき突然「好き」になる。
こういった事って、皆さんありませんか?

数年前の話になるのですが、久々にその感覚を味わいました。(ピーマン以来かも)

2つ前のスタッフブログでもキャンプの話がありましたが、実は私も好きでして年に何度か秩父へキャンプをしに行っています。

2015年。その頃、我が家では第2次キャンプブームの真っ只中。
キャンプ場に向かう途中、秩父市内を車で走っていると、この日に限って何故だかやけに目に入ってくる看板。

「札所○○番△△寺」

そういえば最近見た「秩父が舞台のアニメ」にも出てきていたような・・・。
お寺かぁ。札所ってなんだ?四国のアレみたいなの?「札所○○番」て、何番まであるの?

定期的に秩父を訪れているにも関わらず、寺社仏閣に全く興味が無かった私は、その存在すら気にも留めていませんでした。
しかし、この日はやけに引っかかります。

キャンプを終え、家に帰ってからも気になっていたので、秩父札所のことを検索。

秩父三十四箇所(ちちぶさんじゅうよんかしょ)とは、埼玉県秩父地方にある34か所の観音霊場のこと。
ここを巡ることを、秩父札所巡りという。
西国三十三所、坂東三十三箇所と併せて日本百観音という。(Wikipedia)

「秩父はキャンプでしか行ってないし、他の所は詳しく知らないから、札所巡りをしながら同時に秩父観光をするのも悪くないんじゃない?」
家族に話すとノリ気。例のアニメの聖地巡礼にもなるし行ってみようということに。

発願(開始)したのは、2016年5月GW。
札所1番のお寺で参拝をし、納経帳(御朱印帳)を購入。
ご住職が見事な筆さばきで書き込み、鮮やかな朱印が押される。
それに思わず見惚れている自分がいて、静かな時間と墨の香り、納経所内のひんやりした空気にゾクゾクしました。

普段、お寺はお墓参り以外に行くことがなく、神社も初詣のみ。
こんな自分が1日に10箇所ものお寺を巡る。
何段も階段を登っていく所や、車で入っていけるの?という狭い険しい山道なども。
歩いて巡礼する人からすれば、かなり楽はしているけれど、
そういった行程を経てひとつひとつ巡っていくと、おのずと気持ちも入ります。
そして、少しの疲労感の中参拝。

お寺の空気感、気持ちが落ち着いていく気がする・・・。
「あ、この感じ、嫌いじゃない。」

それから数ヶ月おきに札所へ行くのですが、そのたびにあのゾクゾク感がやみつきに。

そして、その年の11月、34箇所を結願。
達成感とともに、何ともいえない終えてしまった寂しさ。
このまままた、1番から開始しようか?と思ってしまう中毒性も。

これをきっかけに埼玉県内の神社やお寺に参拝に行ったり、旅行で遠出するにも、持ち物リストの1つに御朱印帳が入るようになりました。

御朱印ブームの混雑で、ここ最近は足が遠のくようになっていたのですが、令和になった5月、ふと思い立ち再び秩父札所の巡礼を始めました。
あのゾクゾクと達成感を再び!

全く想像もしなかった新たなジャンルの開拓。
突然好きになった(なってしまった)というこの感じが、とても快感でした。
こういう感覚は何度でも味わえるなら味わいたいものです。

皆さんは最近、何か突然「好き」になったものはありますか?

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