2022年08月03日
はじめまして。今年入社した営業部のN.Yと申します。
趣味という趣味は読書くらいなものなので、自己紹介がてら最近読んでいる本について書いていこうかなと思います。
『雪月花のことば辞典』宇田川 眞人
え、辞典？と思った方が多数でしょう。そうです、辞典です。ふらっと本屋に寄った際に気になって手に取ってしまいました。辞典を読むことなんてあるのか？と自分でも思いましたが、読んでみると案外面白いです。
「冬の雪」「秋の月」「春の花」を指す「雪月花」。「雪月花」という言葉は、皆さんも一度は聞いたことがあるかと思います。この本では「雪のことば」「月のことば」「花のことば」を、古今東西の四季や暮らし、詩や伝統、習俗に触れながら纏め上げた一冊になります。コラムや実例も充実しており、お堅い辞典の雰囲気はそこまでない…はず…です。
その中でも私が気に入った語句がありまして「花曇り」という言葉です。三月末から四月前半ごろの桜の咲く時季に多い薄曇りの空を指す言葉で、曇り空にまで名前を付けて親しんでいたのかと気に入りました。
霜雪（そうせつ）・空知らぬ雪・月草・雪解星（ゆきげぼし）・花篝（はなかがり）・彼岸花…等々。日本人の言葉のセンスに触れながら通読するもよし、パラパラ読みながら自分の知らない言葉に触れ、気に入った一語を見つけてみるのもよし。それぞれの楽しみ方ができると思います。
あくまで辞典なので、ぜひ読んでみてはいかがでしょう！とまでは言えませんが参考程度に紹介させていただきます。
少し話が変わって。
皆さんはどうやって本を購入しますか？最近はネット通販で本を購入出来ますが、私はもっぱら本屋に足を運んで選びたくなります。一面の本棚を前にして本を眺め、どれにしようか悩んでいる時間はあっという間ですが、これからもふらっと本屋に寄って気になった本を買い、じっくり読む、その時間は大切にしたいです。
以上、N.Yの拙い文章でした。今後ともよろしくお願いいたします。