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星の思い出

2022年01月05日

営業部のA・Uです。
星空の綺麗な季節になりました。
みなさん、時には夜空を見上げてみませんか?

かつて通っていた中学校にはプラネタリウムが備え付けられており、私が所属していた理科部の生徒のみが星空投影機を動かすことができました。
文化祭では実際に仲間と共に運行し、毎年数多のトラブルとアドリブを経てどうにか上映を終えていたことを記憶しています。
BGMの選定から解説原稿の推敲、星座神話を基にした紙芝居アニメーションの企画・作成など、ひとつのプログラムのためにチームのみんなで知恵を出し合いました。

星の配置が変わるわけでもないのに、毎年の上映内容は変化に富んで、チームの味が出るのが面白さです。ギリシャ神話も中学生ならではの勝手な解釈を加え、見に来た人に興味を持ってもらうよう、工夫を凝らしていました。

高校でも自然に天文部を選びましたが、そこにプラネタリウムは有りません。
相手にするのは、本物の空。本物の星。本物の隕石。
もちろん日中に星は見えないため、普段は流星塵(流れ星のカケラ)を集めたり、太陽黒点の数を数えたりします。星を見るのは長期休みの合宿と流星群が来るときの観測会。

中でも思い出深いのは学校の屋上で行う流星群の観察です。
普段は施錠されている場所に入れること、夜の学校で一晩を明かすこと、同級生のみならず先輩後輩と同じ景色を共有すること、どれも特別に感じられました。

最も強烈に覚えているのは12月の観測会。ふたご座流星群だったかと思います。好条件が揃い人生初の流れ星を見ることができました。しかし、寒い。とにかく寒い。泣きそうに寒い。6枚くらい重ね着してカイロの詰まった寝袋にくるまっていても、全身ガタガタ震えが止まりません。進化の過程で毛皮が失われたことがあれほど恨めしかったことはないです。忘れられない思い出になりました。
みなさんも今後もし冬に流れ星を待つことがあるのであれば、20枚くらい着込んだ方がいいですよ。

今は星座も神話も星の名前も脳みそから抜け落ちておりますが、それでも夜空を見上げるとあの頃のキラキラした気持ちが湧き上がってきます。
いつか中学・高校の仲間達と宇宙旅行でも行きたいものです。


※写真をクリックすると大きな画像でみることができます。

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